2017年2月1日水曜日

13. ギリシャ語 アオリスト直説法能動相

13. ギリシャ語 アオリスト直説法能動相

παιδεύω

単数形
1. παίδευσα
2. παίδευσας
3. παίδευσε(ν)
 
エパイデウサ
エパイデウサス
エパイデウセ(ン)
 
複数形
1. παιδεύσαμεν
2. παιδεύσατε
3. παίδευσαν
 
エパイデウサメン
エパイデウサテ
エパイデウサン
 
--

πἑμπω
単数形
1. πεμψα
2. πεμψας
3. πεμψε

複数形
1. πεμψαμεν
2. πεμψατε
3. πεμψαν

--

ἄρχω

単数形
1.ρξα
2. ρξας
3. ρξε

複数形
1. ρξαμεν
2. ρξατε
3. ρξαν

未完了過去直説法能動相の変化においても
アオリストの変化においても単語の始めにが付く。

未来直接法能動相
アオリストと同じくςの音は付くがは付かない

未完了過去直説法能動相の変化は
「ON(=王、長嶋)、S(=貞治)、絵」
「お面、得て、ON(=王、長嶋)」

であったが、 アオリストの変化は
「さぁ、刺す、背」
「左面、さて、散」(新撰組の襲来)

また、単数一人称と複数三人称の変化は未完了過去直説法能動相のように同じではない

アオリストの変化において基幹になる部分、
即ちアオリスト幹は、
動詞幹にσαを加えたもの
三人称単数のみはσε
アオリストは、ある事実が過去において一応片付いてしまったものとして言い表す時称である
未完了過去παίδευον
「教育していた、しつつあった」
という意味であるのに対して、アオリストの場合は単に
「教育した」
と言い切った表現である

未完了過去が継続的、描写的であるのに対して、
アオリストは瞬間的、列挙的である

フランス語のpassé simpleの用法がアオリストのそれに似ている

ἀποβλέπω
᾿Απόλλων, ωνος, ὁ
ἄρχω
βωμός, οῦ, ὁ
δάκρυον, ου, τό
Δαρεῖος, ου, ὁ
δίσκος, ου, ὁ
διώκω
θηρίον, ου, τό
θύω
ἱκετεύω
καταλύω
Ξέρξες, ου, ὁ
παντοῖος, α ον
συνήθεια, ας, ἡ
Σωκράτης, ους, ὁ
υἱός, οῦ, ὁ
φονεύω 

ἀποβλέπω アポブレポー 見つめる、着目する βλέπω(見る)ブレてるっぽいけどカメラで見る
᾿Απόλλων, ωνος, ὁ アポローン
ἄρχω 〜の初まりを作る、支配する、統治する
βωμός, οῦ, ὁ ボーモス 祭壇 
δάκρυον, ου, τό ダクリュオン 涙 涙の濁流
Δαρεῖος, ου, ὁ ダーレイオス王
δίσκος, ου, ὁ ディスコス 円盤 英:disk
διώκω ディオーコー 追う 英:pursue, chase, follow, seek after
θηρίον, ου, τό テーリオン 野獣 英:wild animal 独:Tier
θύω テュオー 捧げる 英:offer by burning
ἱκετεύω ヒケテウオー 懇願する 頼みすぎて引かれた
καταλύω カタリュオー 壊す、廃止する 英:destroy 片っ端から竜王が壊す
Ξέρξες, ου, ὁ クセルクセース王
παντοῖος, α, ον 全ての種類の
συνήθεια, ας, ἡ シュネーテイア 習慣
Σωκράτης, ους, ὁ ソークラテース
υἱός, οῦ, ὁ ヒュイオス 息子 唯一の息子
φονεύω ポネウオー 殺す 
Ὑάκινθος, ου, ὁ ヒュアキント

1. Ἀπόλλων τῷ δίσκῳ Ὑάκινθον φόνευσεν.
アポロンはヒュアキントを円盤で(単数与格、手段を表す与格)殺した。

2. μακράν συνήθειαν κατέλυσαν ἐν μικρ χρόν.
彼らは長い習慣をわずかな時間で壊した。

3. οἱ στρατηγοί τούς στρατιώτας κέλευσαν διώκειν τούς πολεμίους.
将軍達は(複数主格)兵士達に(複数対格)敵どもを(複数対格)追うように命令した。

4. τοῖς θεοῖς παρά τοῖς βωμοῖς θύσατε θηρία παντοία.
神々に(複数与格)様々な祭壇(複数与格)のところで全ての種類の野獣ども(複数対格)をあなた達は捧げた。

5. Σωκράτης οὐχ κέτευσε τούς δικαστάς μετά δακρύων.
ソークラテースは裁判官達を(=に)(複数対格)涙(複数属格)と共に懇願などしなかった。
κέτευσεは長音

6. τῆς ἑσπέρας κρουσα την θύραν τῆς οἰκίας.
私は夕方に家の扉を閉めた。

7. οὐκ κουσας τοῦ σοφιστοῦ ὅτι σπουδῆς ἀξία ἀρετή;
貴方はソフィストから(単数属格)、徳は勤勉する価値があることを聞いていなかったのか?
ἀξίαは属格支配で、英語のworthのような意味
ὅτιは、「〜ということ」という意味。英語のthat節のthat
8. εἰς τήν ἀλήθειαν μόνον ἀπεβλέψαμεν.
我々はただ真実だけを(女性単数対格)見つめた。

9. πολλάκις θαύμασα τήν ἀρετήν τοῦ νεανίου.
私は時々若者の(単数属格)徳を(=に)(単数対格)驚いた。

10. μετα δε τον θάνατον Δαρείου Ξέρξης Δαρείου υἱος πξε τῶν Περσῶν.
そして(あるいは「しかし」)、ダーレイオス王の死(単数対格)の後に、ダーレイオス王の息子であるクセルクセース王はペルシャ人達を支配(属格支配)した。