・他は現在形の変化と全く同様である。
・子音幹動詞の場合には幹末の子音とςが接触して、音韻上(または綴字上)の変化をする。
★ p, b, ph(パ行、バ行、ファ行)の音が幹末に来る場合(π, β, φで終わる場合)は、
s と接触してそれぞれ ps, bs, phs ではなく皆 ps となる。
ἀμείβω アメイボー(私は交換する)→ × アメイブソー
→ ἀμείψω アメイプソー(私は交換するでしょう)
γράφω グラフォー(私は書く)→ × グラフソー
→ γράψω グラプソー(私は書くでしょう)
★ k, gの音(カ行、ガ行)が幹末に来る場合(κ, γ, χで終わる場合)は、s と接触して、それぞれ ks, gs ではなく皆 ks となる。
διώκω ディオーコー(私は追う)
→ διώξω ディオークソー(私は追うでしょう)
ἄγω アゴー(導く)→ × アグソー
→ ἄξω アクソー(私は導くでしょう)
★ t, d(タ行、ダ行)の音が幹末に来る場合(τ, δ, θで終わる場合)は、s と接触して、それぞれ ts, ds ではなく(これでは言いにくいので)皆 s だけになる。
τείθω テイトー(私は説得する)→ × テイトゥソー
→ τείσω テイソー(私は説得するでしょう)