未完了過去直説法能動相
基本的にはまず語の頭に e の音を追加する。一人称単数と三人称複数の語尾が共に-ονで同形である
παιδεύω 教育する
単数形
1. ἐπαίδευον
2. ἐπαίδευες
3. ἐπαίδευε
複数形
1. ἐπαιδεύομεν
2. ἐπαιδεύετε
3. ἐπαίδευον
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ἄρχω 支配する
単数
1. ἦρχον
2. ἦρχες
3. ἦρχε
複数
1. ἦρχομεν
2. ἦρχετε
3. ἦρχον
〈覚え方〉
「オン、エス、エ、オメン、エテ、オン 」なので、
過去に「恩」があった人に会ったが、会わないうちになぜかド「エス」になっていて、「え」ーっと思った
「お面、得て」「恩」返し
〈未完了過去とは?〉
未完了過去はある動作または状態が、過去において
継続、反復、または開始されるものとして叙述する時称である。
つまり
「〜していた」
「〜しつつあった」
「〜しようとしていた」
と訳して適切である場合が多い。
単に「〜した」というのとは意味合いが異なる
不定法(現在能動相)は動詞幹にεινを添えた形である。
παιδεύειν教育すること
πέμπειν
送ること
練習問題16
ἆρα 果たして〜だろうか
γάρ なぜなら〜だから(for = because)
ἔχω 持つ、である(未完了過去)
ἡσυχίαν ἄγω 静かにしている
κρούω 叩く なんでも「叩いて」くるヤマザキが「くる〜」
πελάζω 近づく 「ペラ」ペラした一反木綿が「近づく」ので「ぞ」っとした
δέ しかし、そして、なぜなら
1. ἐκρούομεν τήν θύραν.
その扉を我々は叩いていた。
2. τήν στρατιάν ἔπεμπον εἰς τήν χώραν
ἐπέλαζον γάρ οἱ Πέρσαι.
その軍隊を(τήν στρατιάν)その国の中へと(εἰς τήν χώραν)彼らは送っていた(ἔπεμπον) が、それはペルシャ人たちが(οἱ Πέρσαι)その国へと近づく(ἐπέλαζον)ためであった
3. τί οὐκ ἔκλειες τάς τῶν οἰκιῶν θύρας;
なぜ(τί)あなたは家々の多くの扉を閉めなかったのか
4. ὁ οἰκέτης ἦγε τόν σοφιστήν εἰς τήν ἀγοράν.
その召使いは(ὁ οἰκέτης)そのソフィストを(τόν σοφιστήν)アゴラへと(εἰς τήν ἀγοράν)導いていた(ἦγε)。
5. τί δέ ἐπιστολέν ούκ ἔγραφες τῷ νεανίᾳ;
しかし(δέ)、なぜ(τί)手紙を(ἐπιστολέν)その若者に(τῷ νεανίᾳ)あなたは書かなかったのですか(ούκ ἔγραφες)?
6. ἤρεσκε τῷ ποιητῇ ήσυχίαν ἄγειν.
静かにしていることは(ήσυχίαν ἄγειν)その詩人によって(τῷ ποιητῇ)気に入られていた(ἤρεσκε)
=その詩人は静かにしていることが好きであった
7. ἐπίστευον οἱ δεσπόται τοῖς οἰκέταις;
その主人たちは(οἱ δεσπόται)その召使いたちを(τοῖς οἰκέταις)信じていただろうか(ἐπίστευον)?
8. ἆρ᾿ ἐθαυμάζετε τήν τῶν μαθητῶν σπουδήν;
果たして(ἆρ᾿)あなた達はそれらの生徒達の勤勉を(τήν τῶν μαθητῶν σπουδήν)(に)驚いただろうか(ἐθαυμάζετε)?
9. τῖμήν εἶχεν ὁ στρατιώτης διά τήν ἀπετήν.
その軍隊は(ὁ στρατιώτης)自身の徳(実績)のために(διά τήν ἀπετήν)名誉を(τῖμήν)持っていた(εἶχεν)。
10. ἐπί τῆς ἁμάξης ἦγον οἱ μαθηταί τάς τραπέζας.
その車の上へと(ἐπί τῆς ἁμάξης)、弟子達は(οἱ μαθηταί)多くのテーブルを(τάς τραπέζας)運んでいた(ἦγον)。